プレイ/THE PLAY
関西を中心に1967年から活動。現在プレイとして活動するのは池水慶一、小林愼一、鈴木芳伸、二井清治、三喜徹雄の5名。メンバーは流動的で、何らかのかたちでこれまでプレイに参加した人数は100名を超える。

発泡スチロール製のイカダで川を下る、京都から大阪へ羊を連れて旅をする、山頂に丸太材で一辺約20メートルの三角塔を建て雷が落ちるのを10年間待つなど、自然の中での「行為」を計画し、実行し、その体験を日常に持ち帰ることを繰り返している。

PLAYと建築のスパイラル考
二井清治
社会は多様化して、拝金思想主義の虚構社会へ向かっており、人間、社会、共同体への意識が薄く、豊かな人間生活が見出せなくなってきている。この中において、地に足をつけた人間の尺度で社会を見据え、人間が主役となる環境を作らなくてはならない。

私にとって、実像の人間の尺度で行うPLAYの行為は、人間の本質について考えることを発信する行為である。

私たちの肉体には狩猟採集を中心とした文化で一万二千年間も自然と共生してきた記憶が刻まれている。その記憶を甦らせるPLAYの行為と、人間のための建築を目指す行為が、私の中では相互に影響しながらスパイラル的に繋がっているのである。